2004年:マイアミ旅行

2004年6月19日〜


メジャーリーグ観戦

テキサス・レンジャーズのソリアーノ選手(今年のオールスター投票No.1)

今回の僕の役目は美紀子カーちゃんをマイアミへ連れて行く事だった。でも、せっかく遠いマイアミまで来たんだから何か見て帰らないと〜・・・!
息子が日曜日にメジャーリーグ観戦に連れて行ってくれた。マイアミのチームは「フロリダ・マーリンズ」。
昨年、ワールドシリーズでヤンキースを下して奇跡の「ワールド・チャンピオン」になったあのチームだ。マーリンズは若い選手が多く、なかなか面白いチームである。
ただ、今年のチームには世界一のあの名キャッチャー「イヴァン・ロドリゲス」が抜けている。この穴は実に大きい。
因みに、イチローのいるのはシアトル・マリナーズで「海の人」「船員」などの意味。フロリダ・マーリンズは「カジキマグロ」の意味です。

対戦相手は「テキサス・レンジャーズ」で、このチームも今のところ予想外に頑張っている。その中心になっているのが、ヤンキースの「アレックス・ロドリゲス」とのトレードでテキサスにやって来た「ソリアーノ」なんだ。彼は体は小さいがスイングのスピードが凄く速く、ここ一番に強いセカンドだ。今年のオールスターフアン投票数でアメリカンリーグNO.1となった。
今年度の「アメリカンリーグ・西部地区」では、本命のエンジェルス、対抗のアスレチックスが強く、レンジャーズも首位争いに食い込み、凄く面白いレースとなっている。ただ、シアトル・マリナーズは予想外の不振だ。全然、迫力がないので見ていて面白くない。今年のイチローは個人記録のみを目標に頑張っているが、マリナーズは今年は最下位でしょうね〜。
それに比べて、メッツ・松井稼頭央(リトル松井)が所属するナショナルリーグ・東地区・は今年、とても面白い。アトランタ・ブレーブス、フロリダ・マーリンズ、ニューヨーク・メッツ、フィラデルフィア・フィリーズ、が熾烈なレースをしている。予想ではフィリーズが強いと言われているがブレーブスがリードしている。ここは面ろいでっしぇ〜!
フィリーズのクローザーは100マイル(161km)投手のワグナー。彼の球は速いでっしぇ〜!

今回の大リーグ野球見物の興味の一つは、マーリンズの一塁手、韓国のCHOI選手だった。
左の強打者で、何と言っても体が大きい。身長も2mほどある。ホームランも6月中旬で14本打っている。 松井も日本では大きいが、メジャーでは平均的体格なんだ。本当にメジャーリーグの選手はでっかいド〜!。
残念ながら、この日は彼の出番はなかった。その後すぐに、ロスアンゼルス・ドジャーズにトレードされました。アメリカ野球ではトレードは頻繁に行われます。

さて、マイアミの球場はプロプレーヤーズ・スタジアムと呼ばれ、息子の自宅から高速道路(ターンパイク)で30分ほどのところにある。冬場はアメリカンフットボールの名門・「マイアミ・ドルフィンズ」が使用しており、アメリカンフットボールと野球の共用スタジアムなのだ。だから、冬場と夏場とでは球場の形が少し変わるらしい。
この球場は6万人以上の観客収容数があり野球では滅多に満員札止めとはならない。ただ、去年のワールドシリーズは満席になり、物凄く盛り上がっていた。あの時は凄かった。

今日の試合はテキサス・レンジャーズが延長戦の末4−2で勝った。この試合で最後に打たれて負け投手はKOCHで、彼はシカゴ・ホワイトソックスから4日前にトレードされてきたばかりの選手だった。
なぜ、彼がトレードされたか?・・・それはヤクルトから大リーグへ行った高津臣吾投手が「シカゴ・ホワイトソックス」のクローザーに昇格し、それまでクローザーであったKOCHが「マーリンズ」に突如トレードに出された・・・という事情があったのだ。
だから、この日のKOCH投手の気合はかなりのもので球速もあったが、打たれた後のベンチではグローブをベンチに叩きつけ荒れていた。気持ちはよく理解出来ました。でも、今年「マーリンズ」が地区優勝するにはKOCH投手の活躍が必要です。

メジャーリーグはいろいろなチームと対戦するのでとても興味深いです。今日の試合もアメリカンリーグとナショナルリーグとの対戦する、いわゆる「インターリーグ」で、日本のように「セリーグとパリーグは対戦しない」という「硬い頭・方式」は飽きられてしまうでしょう。
日本プロ野球も、球団を減らすより先に「セリーグとパリーグの交流試合」を始めるべきですよ。メジャーリーグのいいところは見習うべきですよ。

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